エンターテインメントの規制

不用意に多めにアルコールを摂取してしまった(生中3杯だけど)。寒い、っていうか、筋肉が痛い・・・。
急性アルコール中毒をやってからは、アルコールが僕の体にとっては、ずいぶんと有害なものになってしまった。こんな危険なものは、未成年は飲んじゃダメだ。我らが神奈川県は、残虐性の強いゲームソフトを有害図書扱いする方向だ。未成年がやったら逮捕?
暴力性の強いGTA3やその続編を有害図書に指定しているみたいだが、少し引っかかる。もちろん、犯罪の低年齢化は由々しき問題だ。人の親になれば、その恐怖は甚大だろう。しかし、彼らの指定する有害さの範囲が良くわからない。
GTA3やその続編のVICE CITYは、合わせて世界で1000万本以上売れているバケモノソフトである。映画『スカーフェイス』さながら、チンピラの主人公がマフィアのボスになっていくサクセスストーリーアクションゲームだ。もちろん、成功=いろんなヤツを殺していく、ってことだからその暴力性は他のゲームよりも高い。
しかし、このゲームは残虐性だけじゃなく、物凄く質が良い。用意されているミッションも20じゃきかないだろうが、やってもやんなくてもよいミッションや、職業ミッションなどという、ある種どーでもいいものさえ多々用意されている。ずっと、タクシーの運転手をやってたって楽しめるゲームなのだ。音楽も凄いしね。ラジオ局が、7・8局あって名曲が流れる事も少なくない。
人を撃った時に血が飛び出すのがいけないのだろうか?それとも、子供がマフィアに憧れるとでも言うのだろうか?もしくは、そこそこ残虐でバカ売れしたゲームだから、影響力が強いということ?
客観的に見ても、多くのゲーマーが楽しめるであろうソフトが、有害図書なんて扱いを受けるのは非常に残念だ。ゲームなんてものは、面白きゃやるし、つまらなきゃやらない、って程度のものだと思う。子供の人生に多大な影響を与えるモノとして捉えられるのは、なんだか合点がいかない。
昔、ホラーが規制された時は、ずいぶんと憤慨したものだったが、あれはあれで良かったかな。と考えるようになってきた。ゴールデンタイムにホラー映画のCMが流れるなんて、ちょっとおかしな世の中だしね。それに、欧米の残虐表現は、留まる所を知らない・・・。残酷刑の種類なんてのも考えられないくらいヨーロッパで溢れていたし、拷問器具なんかそのほとんどがカタカナだからね。SMなんて伝来してこなければ、日本では生まれてこない文化だよ。
でも、ゲームの残虐表現なんてたかが知れてるんだけどなあ・・・。ゲーム性を廃して、グロ映像ばっかり取り入れたのは昔流行ったけどね。もちろん、MADE IN USA! しかも、規制しなかったよね?いろんなホラー目にしたけど、あれはきつかったぜ!神奈川県。