カトリーナの恐怖

やっぱり、気持ち悪い。さっき、カラオケ屋で飲んだ『オアシス』とかいう飲みもんのせいだな。常にビールを体内に放り込んでいたピコ氏(id:kuri1976)や、その飲んだくれペースに遅れを取らないベイダー君(id:wata_d オタクだ・・・)なんかは、今頃、安眠を貪っている事だろう。死ねばいいのに!
しかし、「 Underworld の Born Slippy を歌おうとしたのは、無謀だったな」なんて思いながら、はてなダイアリーのページを見ると、注目urlのトップに「テニスの王子様」テニス呼称を差し止め申請とかいうリンクが。ジャンプを読んでいるが、『テニスの王子様』に目を通すことは、ほとんどない。初めは『キャプテン翼』を懐かしんで読んできたものの、女性向け志向が進み続けているので、少年であってもあまり楽しめるマンガではないだろうから。
それでも、全日本テニス振興会の『テニスの王子様』→『テニヌの王子様』っていう提案にはクビをかしげる。っていうか笑えるね。「テニスの呼称を使うことは、テニスプレイヤー、ならびにテニスをプレイしない人にとって誤解を招く怖れがある」だってさ。『キャプテン翼』世代のサッカープレイヤーは、スカイラブハリケーンとかタイガーショットなどのシュートを撃とうとしてる?また、読者が、Jリーグ観戦中に「そこは、カミソリタックルだ!ぶっ飛ばせ!」なんて言ってるかい?たぶん、テニス振興会の話題作りだとは思うけど、いろんな人から失笑を買うだろうね。世界プリンス協会とかないのかな?「イチ中学生に、王子様の呼称を使うことは、各国の王子、ならびに王子じゃない人にとって誤解を招く怖れがある」とか何とか言って、『テニヌの王子様』→『テニヌ大好き中学生』への変更を求めて来たりしてね。宇宙中学生研究所に怒られるか?じゃあ、ダメだな・・・。
こういう話題を見ると、日本って平和だな。なんて、微笑ましく感じてしまうが、アメリカのハリケーンカトリーナさん』の話題は、かなり殺伐としているようだ。
災害の対象地域は9万平方マイル(約23万平方キロ)。被害は日本の本州に匹敵する面積に拡大したようだ。よって、死者が数千人に上る模様らしい・・・。また、経済的な問題も深刻で、アメリカの石油供給を支えているメキシコ湾岸の掘削施設の少なくとも2箇所で被害&消費地を結ぶ石油パイプラインが一時的に寸断。ブッシュ君による「必要がないなら、ガソリンを買わないで欲しい」との異例のガソリン不買要求。でも「必要ないけど、ガソリン買っちゃおう!」って人はあんまりいないよね?もちろん、必要以上に相場を引き上げる、ウォール街の連中は別だけどね。原油価格の上昇を見越して、暴騰させますよ。もともと、必要以上に引き上げてるくせに「被害が出てる、今が買い!」なんだろうね。Fuckerどもが!
元々のアメリカにおける、多大な所得格差の歪みも、【カトリーナさん】の脅威を強めている要因のひとつだ。アメフト競技場に押し込められた貧困層のみならず、避難生活者は100万人に達する試算が出ている。家が流されたり、もともと住む所がなかったような貧困層の中には(もちろん、貧困予備群も)、今後の生活に絶望して、火事場強盗を行うものが出ている。災害や暴動時などに、こういった現象が繰り返されるものの、「州兵3万人で警備」という計画を打ち出している所に、略奪行為の多発性を容易に予感させる。「病院スタッフや警備にあたっていた兵士が、強盗団に銃撃される事件まで起きている」というのだから、天災が人災を引き起こしている、とさえ言える。
極貧の生活を送っていたものが、住居すら失ってしまったら、火事場強盗に走っても、まったく不思議ではない。新潟の大地震でも、若干の火事場泥棒は出ていたようだ。もちろん、窃盗の範囲だろうが・・・。
所得格差の拡大を生む、という事は、潜在的な社会不安定要素を拡大させることでもある、ってのを体現してくれてるよね。アメリカの大災害はさ。そして、大金持ちのミュージシャンなんかが、チャリティーやって小金を集めるんだろうね。もちろん、そんな中でも、ウォール街の悪魔たちは、自分たちが買い占めている原油を1セントでも高く売る為に、さらに買い占めることに奔走するんだろうね。ぺっ。