韓流ブームから嫌韓ブームか?

マンガ嫌韓流とかいう本が、26日に発売らしい。
そのうち、韓国批判なんかを書こうと思っていたが、ネットでは2〜3年前から嫌韓ブームが到来しているらしいので、「俺は少なくとも韓流ブームは嫌いだね!」なんてminorityを気取ってるつもりの、Mr.majorityになるところだった。
僕は、サッカーが好きだ。「極めてディフェンス有利な状況下における、得点の為のプロセスとその破壊行為」とでも言おうか(わかりにきー)。ピッチに立つ22人の選手たちは、一人当たり2〜3分ボールをコントロールする為だけに、90分以上もの間ボールを追い回さなければならない。その2〜3分のボールタッチに対するパフォーマンスや高等技術に酔いしれ、舞い降りてくる天使の囁きや悪魔の暴言に耳を傾けた選手のボールの出しどころに一喜一憂する。しかも、その大半は実らない。むしろ、120分でも、まったく実らなかったりする・・・。それでいて、「ああ、もう知るかよ!」って感じに蹴って、投げやりな弾道を描くボールが、あっさりゴールネットに突き刺さったりするところが、僕は大好きです!
ただ、サッカーの嫌いな点もある。それは、ナショナリズムや自チームに対する、過剰な扇動や応援が多いところだ。サポーターなんて言葉も嫌いだ。「一緒に戦ってる気持ちになる」ってのが筋違いでしょ?ビール片手に戦えないし、会場で「ニッポンニッポン」叫んだところで点は入らない。選手に活力を与える為のエール送る存在ならば、応援団で充分なはずだ。不当に反則行為を捏造する為の、サポーターになってはいけない。まあ、過激に応援してくれる人が多いほうが、スポーツとしては盛り上がるし、ビジネスもやりやすいんだろうがね・・・。俺はサッカーのいいプレイが観たいんだよ。
ちなみに、日本のサッカーに対するマスメディアは昔から嫌いだ。サッカー人気が再燃し始めた、98年のフランスワールドカップの日本のマスコミやサッカー解説者(ラモスさんとかね)のバカさ加減は凄まじかった。「アルゼンチンとは引き分けは仕方ないとして、日本はクロアチアやジャマイカには勝てる力がある」なんてキチガイじみた発言の数々。サッカー好きの解説者さんならユーロ96で優勝した国、知ってますよね?クロアチアですよね?欧州王者ですよね???で、結果クロアチアは3位、日本は予選全敗。当たり前・・・。
前置きが長くなったが、日本の「韓国サッカー」に対するマスメディアの暖かい眼差しは、ホントにやめてもらいたい。いや、それどころか「2002年ベスト4の韓国」っていう記録自体、この世から抹消して欲しい。
元々、ワールドカップ開催なんて本気で考えていなかった韓国は、日本が本腰を入れてワールドカップ開催を目指すと、やんなくてもいいのに開催国に名乗りを上げた。韓国財閥の重鎮でもある当時のFIFA副会長チョン・モンジュンの影響や、汚い金のやり取りで苦戦した日本サッカー協会は、無残にも共催という形を取らされた。日本は、試合数が予定の半分にされた結果、建設されたスタジアムが余って、多くの県が建設費を無駄にされた。じゃあ、韓国は?韓国は、スタジアム建設が間に合わなくなりそうだったり、直前まで資金難も発生してましたよ。なにせ、開催する気なかったからね。
ちなみに、スタジアム建設しただけで終わったと思った地域も多く、スタジアムへのアクセスが不便だったり、(憤りさえ感じるが)バス路線の英語の案内など一切行わなかった地域すらあったそうだ。
予選であっても、ワールドカップだから当然ワールドクラスの試合なのだが、韓国側の努力もあってか、日本に比べて自国以外の予選のチケットは余りまくった。まあ、彼らは素敵な対応として、市役所の職員などに無料配布などを行う。国技をサッカーにしてる韓国の職員たちは、トップレベルの試合を堪能して次の日から頑張ったかって?答えは、否。試合中に「大韓民国大韓民国!」叫んで、ただの妨害。当然、FIFAから注意・・・。
長々、書いてしまったが、もちろん最悪だったのは強豪VS韓国。西欧以外のお金のない審判で主審・線審を固めた韓国は、アンフェアプレイ連発で僅差の勝利を得た。2人も退場者を出させたポルトガル戦,2ゴールを取り消させたスペイン戦,そして世界中から非難の声が集まったイタリア戦。サッカーが余り好きじゃない人でもここを見てもらえば、確実に胸が悪くなるだろう・・・。
FIFAは創立100周年を記念して制作した映像で「10大誤審」を紹介した。そして、日韓共催ワールドカップ1大会の韓国戦が、100年の「10大誤審」の内、実に4つを占めた。そのくせ、FIFAの2002年日韓共催ワールドカップオフィシャルページでは、韓国はフェアプレイを含む6部門で最も優れたチームと評価された。などと抜かしている。
イタリアVS韓国を見終わってから、しばらくのあいだ胸が痛んだ。お気に入りの青いアズーリのユニフォームを着込んで、ソファーでその試合を観戦するイタリアファンの友達の幼い弟が、すすり泣いていたから・・・。