なんとなく嫌な会社

テレ東系の「ガイアの夜明け」なんていう、おっさん向けの番組をよく視聴する。新ビジネスや市場再生の戦いを中立的、もしくは好意的に紹介してくれる。
7/26のテーマは『自販機7兆円マーケット 争奪戦』
個人的には、自動販売機のジュースを補充しに来るニーチャンなどは、ただ会社に言われて一定数のジュースを機械に入れ込む肉体系の人だと思っていた。しかし、実は彼らこそが、自販機一つ一つの内容物の減りを予測して、売り切れ状態を防ぎ、売れ筋商品の投入を行うことで、自らの給料を維持する歩合給の人である。という展開には、新鮮な驚きがあった。
しかし、それ以外の部分では、この番組で紹介される「あの手この手」などと吹聴される各社の頭打ちの戦略には、飽き飽きした。とくに、業界最王手コカコーラの相変わらずの殿様商売的な、安穏とした態度が目に付いた。
3000万台とも言われる自販機のシェアを5割も持ってる、コカコーラのお偉いさんが「言ってみれば、私たちは、各地に優秀な店舗を設置しているようなもんですからね」とかなんとか豪語。そして、『他社の猛烈な追い上げから、コカコーラは帝国の意地をかけて戦いに打って出る。2005年夏、コカコーラ帝国の逆襲が始まった!』(「ガイアの夜明け」HP参照)で、その逆襲が、【携帯をかざすだけで料金が払えるハイテク自販機】だって・・・。俺その話、2・3年前に聞いた記憶が・・・。しかも、悪用されたら携帯に何かかざされただけで、お金抜かれちゃうんだよね?絶対、そういう機械が中国で作られてしばらく社会問題になるんだろうさ。まあ、新しく作った携帯から料金が払える自販機ってのが、天気とか観光の情報・ゲームなんかもダウンロードできる機能をつけるみたいなんだけど、今の携帯ならそれ全部できるよね?ちなみに僕の携帯じゃ、古いから全部できないよ!FUCKだよ!
なんか、悪口だけじゃアレだから、ありきたりな発想をすると、新製品を10段階で評価,発売が終了したが飲みたかった商品,最も好きな他社の商品,当ったらうれしいおまけ、とかのアンケートをダウンロードしてもらって、答えてくれたら一回タダとかやったら?って感じだね。ジュース飲む為の会社に期待するのは、うまいか、安いかであって、天気じゃねーよ。
ちなみに、本題の嫌な会社ってジャパンビバレッジです。各社の売れ筋商品を仕入れて、自販機に並べることによって、お客様のどのニーズにも対応します。ですって?そりゃあ、おいしいとこだけ&いいとこどり商法やれば勝てるでしょうけど、ジュースにしろなんにせよ、メーカーが大量に世に出した商品の中のほんのわずかがヒットするんだぜ。その売れ筋商品だけ確保して、各メーカーの自販機侵食して行ったら、売れ筋自体がわからなくなっていって、最終的には消費者に付けが回ってくるんだけどさ?
それに、営業は若くて綺麗なネーチャンたち(派手目、薄めのシャツ)が、ビルとかマンション管理してるオジイたちを落としまくって自販機を設置していく。