ジャンルは邪道、物語は王道

小泉首相の支持率が未だ、50%近いという調査結果に驚きですわ。でも、政策自体は評価もしないし、郵政より年金・社会保障問題に関心がある、だって・・・。岡田代表小泉首相をトレードしたら、民主党支持が80%とかになるのかな?このまま自民党で独裁体制を築くより、離党して民主党の党首になったほうが、好き勝手やれるんじゃないの?
党首討論は、本当にひどかったよ・・・。「人生いろいろじゃないですか」「米百俵の話は、南米にまで伝わってる」とか、小泉語録会か?公明党も相変わらず、やり過ぎだし・・・。「郵政民営化したら、どう採算を取りますか?」っていう質問にロクに回答出さなかったの、民営化阻止イカンザキ党だけだぜ。「努力する」ってなんだよ?怪獣襲ってきても、なす術もない、ウルトラ警備隊か?とりあえず、努力はしてるけど、いつもウルトラマン待ちだよねあいつら。郵政議員を批判するのはいいけど、じゃあ、医学会に多額献金&組織票もらって、医学会優遇してる自民党自体を否定しなくていいの?っていうか、今ブログ書いてる場合じゃないな、そろそろ、出なきゃ・・・。

影牢II Dark illusion

影牢II Dark illusion

このゲームの元は、X68000とかいう、馬鹿古いゲーム機パソコンで作られた素人のシミュレーションゲームだった。洋版PCでは『ダンジョン・キーパー』なども、このゲームに近い。元々は、【ドラクエ】の魔王を、主人公にしたようなゲームだった。ダンジョンに罠やモンスターを配置し、乗り込んできた勇者を倒して、その金などでよりダンジョンを強化する。こういうゲームが出てきた背景には、【ドラクエ】などの王道RPGが世の中に溢れかえって来た状況を、反映していたのだろう。
この『影牢II』の初期版である、『刻命館』(PS)というゲームも、罠を張ったりモンスターを作ったり館を強化したりした。ただ、多々問題があった。セーブ・ロード時間が2分くらいかかるわ、動きが悪いわ、モンスター意味ねーわ・・・。で、次に『影牢』というゲームが出たわけだが、モンスター作成と館強化が削除された・・・。罠のみ。しかも、【トラップ・コンボ】という変な概念まで・・・。シミュレーションの要素が濃いアクションゲーム→待ち要素の濃い格闘アクションみたいなヤツ、へと変化を遂げた。変なゲームになったが、操作が単純化され、【トラップ・コンボ】で人が跳ね回る姿がなんだか微笑ましかったのか、意外に売れた。(テクモにしては)
影牢』のヒットに気を良くしたのか、テクモは、ほぼ同じの『蒼魔灯』というゲームを発売、そしてPS2で、この『影牢II』というゲームの発売に至った。
ゲームシステムとか、斬新さではなかなかイケてると思うんだけどねえ・・・。テクモって、所詮ファミコンゲームメーカーの域を出ないゲーム屋さんだな、って思ってしまう。【トラップ・コンボ】で使用するトラップって、かなり残酷。ベアトラップ(虎バサミ)で足を挟んで、大鎌で体を刺して吹っ飛ばし、部屋の電気椅子にぶつけて、跳ね返ってきたのをノコギリで弾いて、着地地点を爆破、運が良ければさらに岩石を落とす。そんな感じの親御さんがやらせたくない【残酷ゲーム】系だ。
子供向けゲームを販売するテクモは、【残酷ゲーム】に終始するわけには行かない、とでも思ったのか、毎回のように似たようなストーリーを展開している。王族がらみの被害者である女の子(刻命館だけ王子)が、逃げついた先、もしくは逃走中に魔族のパワーに味方してもらって、罠を使って追っ手を殺す。後は、続々と集まる追っ手を殺し、王宮に乗り込み、悪い奴らに襲われ・・・、襲われつつ悪を打倒するのだ。
なんか、ずっと被害者なんだよね。悪者ではないにせよ、主人公は物凄く暗い。多々、ネガティブ。敵も味方もセリフが陳腐。敵に至っては、大男「王女様アンタを捕まえて、報奨金で村を救うんだ」小男「その前にたっぷりアンタで楽しませてもらうぜ、イヒヒヒ」などと言った直後に、大男「バッキバキに体中の骨砕いてやるぜ!!!」小男「斬り刻んでやる!」などの、「さっき、言ってたこと忘れたの???」っていう展開が、目白押しだ・・・。マルチストーリーを採用しているので、分岐はするんだけど。「戦いをやめて、静かに暮らします」とか言うと、今までの家来が「裏切らないで欲しかった」とか言って、襲ってくる。しかも、そいつ最強だし・・・。でも、花瓶かぶせりゃ、余裕で勝てる・・・。そんな分岐しか、思いつかないのかよ。
まあ、長々書いたけど、僕が言いたかったのは、罠最強は花瓶です。ってことさ。火曜サスペンス劇場しかり土曜サスペンス劇場しかりね。きっと、影牢Ⅲでは、ゴルフクラブとか熊の置物なんかが主要武器になって、敵はハゲ社長とかハゲかけ工場長とかになるね。最後は、不倫相手に「別れないでくれ」って言われて襲われて、チェーンソーでバラバラにするのさ。