変な選挙

越して来てから、投票所には初めて行った。16時過ぎまで雨脚が強かったので、18時に家を出発。予想してたことなんだけど、通ったことのない山中の住宅地で、迷子になった。そして、大雨…。「ここって、一応、横浜市だよね?」って言いたくなるほどの、山林、そして街灯の少なさに、案内ハガキの意味は完全に失われた。投票所に着いたのは、19時半。たぶん、徒歩15分くらいのところだけど、予想通りの到着時間だった。
投票を終えて、一冊マンガを購入し帰宅。まあ、ビショビショさ。靴下なんか脱ぐと「キュキュキュキュ」って音が虚しく響き渡るほど、あちこち水を含んでやがる。風呂入って、マンガ開いてみると、持ってるやつだし…。TVつけてみれば、「自民圧勝」とかいうテロップが踊ってるし…。マジ、疲れたよ。ジュンちゃん、死ねばいいのに!カッコイイ!
しかし、「自民党幹部さえ予想していない、自民の大勝」って、おかしな話だよね。もちろん、勝った自民にしてみれば、『公明の組織票,郵政民営化選挙へのすり替え,小泉人気』などの諸々の原因を挙げられても、もう何でもいいんだろうけどさ。おかげで、反小泉ブログとか書いてる人は、サジ投げちゃって「選挙なんか行くか!小泉劇場に騙される下層民が!」なんて暴言を吐く始末。やってらんない、ってのはわかるけどね。
やっぱり、今回の選挙で一番自民に協力してあげたのは、公明党やその信者さんじゃなくて、造反議員だと思う。『郵政民営化反対=悪い既得権益議員の郵政族』っていう図式を全面的に押し出して、選挙戦を展開できたんだからさ。郵政民営化の中身云々より、改革阻止派が悪人っていうイメージを打ち立てて、「YESかNOか」なんていう(陳腐でも)踏み絵を突きつけられたら、郵政賛成にグレーゾーンの人でも、YESを選んでしまうのではないか?と。「っていうか、国民そこまで馬鹿じゃなくね?」っていう自民党議員の杞憂も、300議席近く獲得したことで消え去ったんじゃないかって、勝手に思う。
信長大好きジュンちゃんの戦い方は、見事らしいね。
ジュンちゃん「郵政民営化は、改革の本丸だ!!!」と一人騒ぎ立てて、昨今、放逐した造反議員の立て篭もる砦へ出兵。綿貫&シズカちゃん「マジで?俺たち違くね?ここの本丸落としても、何もなくね?」と国民の同情を集める。ジャスコ御曹司オカダ「郵政民営化より、年金を攻めるべきだ!一騎打ちを御所申したい」ジュンちゃん「よし、刺客を投入しよう!」ジャスコ党オカダ「アレ?今、無視しなかった?」巾着タケベエ「ジャスコだけが日本のスーパーじゃないんで、相手にしません」ママさん福島「平和が一番、景気は二番」わんこ志位「確かな野党!ワンワンワン!ワワワワン!」ジュンちゃん「よし、刺客落下傘投下!」ママさん&わんこ「アレ?シカト?」タケベエ「君たち意味ないんで…」自民議員「刺客に失敗しても、石高保障するって違くね?刺客って、使い捨てじゃね?」ジュンちゃん「ん?ああ、君たちが使い捨てだから、気にしないでよ」自民議員「ひどくね?魔王じゃね?」ジュンちゃん「ん?敵は本能寺にあり!」タケベエ「はっ、殿!」自民議員「それも、ちげー・・・」
こんな感じの選挙だったよね?まあ、不満があっても、「じゃあ、社長になればいいんですよ〜!資本金0円でも会社興せるんですからっ!」って説教されそうな日本社会に改革してくれるって言うんだから、そりゃ安心だよっ。
あっ、忘れてた。イ・神崎「今度もそうは、イカンザキ〜!」。えーっと、何が今度だったんだっけ?あれか、「今度も、創価学会は宗教法人の税金0円を目指します!」っていう密談か。ダメだよ、CMに出しちゃ。せめて、「ニッポン!ニッポン!」って騒ぐぐらいにしとかないとさ。意味分かっちゃうじゃん。