ボエ・ウィルス上陸

愛・地球博閉幕のおかげで、当日の新幹線指定席があっさり取れた。狂ったように混雑する横浜線に気分を害しながらも、新横浜〜新大阪へ。通勤ラッシュ時、どう考えても乗り込めそうにないのに、人を押し込んでまで乗車する人、死ねばいいのに!っていつも思う。今日は僕の肋骨付近で、小学生が潰れてたのに、息を切らしながら押し込んで乗ってくるメガネとかババアとかが現れて、その子の頬骨が伸縮する感覚が伝わってきた…。夕方の怒りのリポートとかは、ムリクリ乗り込んでくる不届き者とかにインタビューして欲しいよ。僕がリポーターなら、「アナタ、なんで、そんなに人を押し込んででも乗ろうとするんですか?遅刻ですか?もっと早く起きなさいよ!次の電車待ちなさいよ!次も混んでる?じゃあ、会社辞めなさいよ!!!」って説教するね。
あっさり取れた指定席はB席だったものの、久しぶりにゆっくりと座ることが出来るので、若干、気分が良かった。久しぶりに買った『日経ビジネス』の見出しも、「ユニクロ作り直し」などと書かれてあったので、じっくりと読みたかった。でも、僕の人生は、オチだらけだからさー…。名古屋までは両サイドをデブオッサンズに固められて、雑誌開くスペースなんてありゃしねえでやんの。小さくなって遠慮深げに読むのは性に会わないので、名古屋までイライライライラしてましたぜ。
名古屋からは、左が開いて、右に痩せぎすのオバサンが乗車。商店街のスーパーに通う時のような、車輪付きの荷物入れに山ほどのお土産入りの紙袋、さらに変な鉢植えまで持って、そのオバサンは座席についた。荷物を棚にあげないポリシーを持っていたようなので、目前に座高以上の荷物を積んで、揺れが激しい時などは紙袋が彼女の頭を直撃する。それだけなら見て見ぬ振りを決め込めるが、紙袋がこちらにまで転がり落ちてくる。僕のスペースを譲って左に移動するものの、こんどは鉢植えまで倒して、土が散乱する。もう、気になってしょうがない…。車輪付きの荷物は、オバサンが席を離れる度に、あちこち自由行動を取ってしまうので、僕が管理する…。まあ、善行を積めば、己に返ってくるのさ、などと自分を偽りながらオバサンに尽くしたさ。礼の一つもないのは良しとしよう。ただ、終点の新大阪に到着する直前に、デッカイ弁当取り出して食うんじゃねえ!この際、その強烈な匂いも許そう。でもさ、駅に付いても食事の途中じゃ、その大量の荷物をまとめるのが大変だろうがよ…。道ふさがれて出してもらえないから、荷物まとめるのまで手伝ってあげましたとさ。一生感謝してくれよ、ババア。
ま、そんな苦行やら善行を積んであげたら、なぜか悪寒がねっ。久々にクーラー当たって気づいたんだけど、ボエ熱再来の模様…。午後から職場で、咳と『ボエース・ウィルス』を『ダイ・ハード2』なみのアクションで振りまいてきましたとさ。すまん、大阪!きっと、明日はボエ熱で、瀕死者続出だ。ちなみに、晴れの予報だったのに、結構な雨にも降られて、朝5時過ぎの今でも咳が止まらない状態でございまする。もう、いい人の振りはやめまする。