ネットによるパラメータ変化

久しぶりに、はてなの注目のURLを除いたら『no title』ってのが1位になっていた。タイトルなしが、注目の的だって言うんだから、気になるでしょ?まあ、結局、『のまネコ』問題だったけどさあ…。
昨日行ったカラオケでも、やたらと『のまネコ』が飲んだくれるマイアヒ映像が流れていた。『HIDEKI』とかいう全然知らない歌手の歌も、狂ったように流れていたね。どっちも耳について離れないよ…。待機時間の映像構成を担当している『カラオケの鉄人』社員さん、死ねばいいのに(殺人予告ではなく、冗談でございます)。
そういや、今回ネットで殺意まで持たれている『avex』って、昔から所属ミュージシャンの種類が、あまり変わってないね。『avex』が世間に強力なレーベルとして認知され始めたのって、『小室チルドレン』こと井脇ノブ子議員じゃなくて…、安室とかgloveとかそこら辺のミュージシャンのCDを捌きまくってからだったような気がする。今は、安室→浜崎、gloveとか→大塚愛、って感じの商いを行っているんだろうか。主なターゲットは、女子中高生って感じかな?もちろん、日本のCD購買層って、女子中高生が大きなウエイトを占めているから、勝ち組的商法ではありますよ。
そんな『avex』なんぞ元から嫌いだ、って人はネット層では多数派かと…。元々、ネットで公開されてた違法性の高いフラッシュ映像を拾ってきて、それを採用するのも本来の音楽産業を担う企業の姿ではないと思う。もちろん、採用したことじゃなくて、商標登録して本来の『モナー』というネコキャラ?(もとはこれも、拾い物?)の使用さえも制限し得る権利を主張したことが、怒りを買った様子だけどね。あとは、『avex』がどう言い繕ったところで、「金儲けに使うな!」とか「著作権で食ってる会社がパクるな!」などの批判が延々と展開されてしまう。今回の『Flash収録を中止。商標登録も中止依頼』という動きを受けても、何かに付けて批判される状況を作ってしまったんだろうね。軽い気持ちで金儲けは、危険ですなあ…。
しかし、『オレンジレンジのパクリ騒動』の時もそうだったけど、怒ってらっしゃるネットユーザーさん達って、日本の音楽業界にそんなに興味がある人たちなのかな?というか、色んなコピーとかにも詳しいだろうから、著作権すらそんなに守ってない人が多いのでは…。もちろん、お怒りも御尤もだし、『avex』がパクリで金儲けなんて、もっての他だ。でも、普段歯牙にもかけない、『avex』とか『オレンジレンジ』への強烈な嫌悪感は、どこから来るんだろう?『avex』に電話までして、色々とやり取りして、それを掲示板に書き込んで、さらに追求するエネルギーは、正義のジャーナリストの姿です。でも、普段そんな人じゃないんだよ。きっと、温厚でおとなしい人だったりするんだよ。知らんけど…。
そこから生み出される、凄まじい行動力をうまく使えれば、きっと、小泉政権を打倒して、いい世の中になっているかも…、いや、ないか。でも、合法とは言えない形で公開されてたFlashに、もしも高い報酬が用意されてたら、こんな騒ぎにまでは発展しなかったのかも、って思いがする。ネットで公開されているオモシロFlashに対して、高い評価が下される時代になったら、それはそれでハード・ネットユーザー達にはおいしい事件になっていたんじゃないか、なんて考えるんだけどね。「『のまネコ』作成者に3千万の報酬」なんて記事が載ったら、『avex』好きになる、ハード・ネットユーザも増えてたかもしれないのに。
それにしても、大きな看板立ててるとこが商売やる際は、周到にやらないとダメだよね。多くの営利団体が、『電車男』ブームに乗っかって、安易にネットを使って儲けたり、数字を稼ごうなんてしてるけど、ずさん過ぎてとても大企業がやることとは思えませんぜ。普段から『avex』のCDなんて買わないもんだから、「〜が宣伝している〜社のシャンプー買うのやめようぜ!」なんて恐ろしい不買運動を呼びかける人まで出しちまってやがる…。自社製品にだけ責任を持っていればいい企業ですらなくなっているんだから、騒動は厳禁なはずだよね。ここは、ひとつ、『2CH』の運営費に多額の寄付とかして、イメージアップを図るべきだと思うよ。もちろん、CDの売り上げには繋がらないだろうけどね!