勉強し直さなきゃ、とは思うけど

 もう当たり前のように秋だけど、早いっすわ。そりゃ、年取るよね。年々、時間が過ぎる事に慣れて行くせいか、それとも生物の心拍数と時間の感覚における関係性がそうさせているのかは分からないけど、時の流れが加速して行くように感じる。たぶん、60まで生きられたりしたら、今の一日が半日以下に感じられるようになるんだろうね。くわばら、くわばら、じゃて、よっこらせ、フォー!
 さて、時の流れと共に様々な学問において、主流である学派が代わっていたり、学説が覆されて新たな論文が崇拝されてたりするもなのだろうが、チョロっと講義に顔を出したり、出席したこともない『〜経済学』とか『〜商業学』なんかをただの勘必殺の分析力で、試験は大抵『優』とか貰っていた僕なんかでは、学問の変化すら感じる能力がない。経済学とかいうのを専攻していた学生時から、『アダム・スミス』『カール・マルクス』『ジョン・メイナード・ケインズ』『マックス・ウェバー』などの超有名学者達の差異すら、ロクに付かない始末であった。とりあえず、「アダムがさー。っていうか、カールとメイナードって、マックスとどう違うわけ?」などとふざけた言い回しで、名前を覚えることぐらいしかしなかった気がする…。
 そんな適当にやってても、問題の傾向と先生の文体から、何を書けば喜んでくれるかを悟れば、中身がなくても、かなり良い点が貰えます!「文系の皆、ジャンジャンさぼろうぜ!!!」ってことじゃなくて…。まあ、なんにせよ、色んな知識があった方が、たぶん楽しく生きられるんで、できるだけ勉強をしましょう。卒業して振り返ってみると、大学の図書館は、相当いいよ。手近にあれば、毎日でも利用したいです。
 まあ、そんな真面目っぽい話は置いておいて、最近の株式市場が、昨年のライブドア騒動よりも盛り上がりを見せてきている。若干問題になった株取引の変化や、ネット整備によるデイトレーダーの存在などから、株式のお話をしてくれる講義なんかは、なかなか趣が変わってきているんだろうね。アメリカのITバブルの結果における企業倫理の変化とか、近年の株に対する概念の移ろいとか、アメリカにおけるIT企業の勝ち組とその後、みたいのを上手くまとめて、2・3時間で話してくれる講義を是非受けたい。
 とにかく、僕がその辺で保守的過ぎるんだろうけど、村上ファンド楽天の株式占有における【企業価値の上昇の方針】話はどうにも抵抗を感じて、「本気で言ってんのか!?こいつら、死ねばいいのに!」って思ってしまう。だいたい、株式に1000億も突っ込んで、「自分が経営権握ればもっと儲けられる」何て言うんなら、その1000億で新しいビジネスやって儲けて欲しくない?利益出して来てる企業に、「上場してるから」って理由で、「大株主として提案してやるから、もっと儲けて、儲けさせろ!」などと言う奴らは、どうかしてるんじゃないか?と思ってしまう。
 少し話は違うけど、金融資本の概念も嫌いです(もちろん、絶対に必要ですけどね)。超幼稚に説明すると、金融=商品ということで、金利10%ととして貸し付けたら、1000万円が1100万円になる、という概念なんだけど、多額のお金を商品にしてお金を得るって行為は、不足していて借りた側の人間が生み出した利益を、利率分だけ頂くってことで、実質何も生み出していないんだよね。もちろん、その金がないと生み出す機会が存在しないわけで云々…、って言う論理が正しいんだけど、心情的にね。
 ただ、TBSなり阪神電鉄なりは、別に村上ファンド楽天なんかが今さら株を買わなくたって、今までも、そしてこれからだって、利益を生み出して健全な経営が出来ていくんだよね。なーんか、ウザイんだよ。ああいう、金だけで儲けようとする奴らが。そして、ジュンちゃんが、外資株との交換を認めて、日本の企業が食い尽くされる未来を予見しているんじゃないかとすら感じ、非常に不安に思ってしまうのです。