『ERⅨ』見逃した

 日本シリーズは、ロッテ先勝か。また2位チームが、日本一に輝くんだろうか?「リーグ2位なんだから、日本一じゃないよね」なんて言ったら、友達のロッテファンは激怒間違いなしだな…。でも、あいつらは、ロッテがシーズン1位でホークスなり西武なりにリーグ優勝奪われたら、「あんなのリーグ優勝じゃねーよ。日本一の価値を下げんなよ!」とかケチをつけるよ。去年の西武優勝に、納得してなかったしね。
 さて、NHKで唯一見るドラマは、アメリカドラマの『ER』シリーズ。0:40放送って事を忘れて、すっかり見逃したけどね…。他のNHKドラマでは、歴史モノだからダラダラな上に、滅茶苦茶で主観入りまくりの『大河ドラマ』なんて見ないし、『朝ドラ』なんてのも見ない。まあ、時間作るの大変だよね。毎朝毎朝見るとなると、相当な根性もいるしね。
 まあ、話題程度に民放のドラマを見ることもある(8割方、ダイジェストで)が、2・3話以上見ることができない。たいてい、主人公である美男美女が、およそ生活感の涌かない一般的な世界で、何でもないことでもカッコつけまくってラブラブラブラブ。もしくは、滅茶苦茶な設定の中、カッコつけまくって、グチグチグチグチ…。橋田壽賀子ドラマなら、性根の腐った陰険な人間と気優しい人間が、絶妙なSMチックな関係を保って、持ちつ持たれつの日常を展開する。そう考えると、面白いかも、橋田ドラマ…。
 一時期の『トレンディードラマ』などという変な恋愛ドラマが飽きられて来た為だと思うが、一応、各局とも創意工夫をそれなりに凝らしてはいるんでしょうね。『トレンディードラマ』が流行っていた時代は、制作側が視聴者をなめ切っていて、ディレクターやらプロデューサーだか知らない偉そうな奴が、場違いなインタビューを受けていた。
 「あのシーンは、〜って映画のワンシーンを意識して」とか「役者の服装や、セットのインテリアにもこだわって作っています!」なんて得意そうにまで語る始末。でも、「映画のワンシーンを意識」ってさ、「既存の映画のシーンをパクってるんですよ」って言ってるようなもんだよね。それに、こだわってるインテリアなんかは、登場する若年サラリーマン/OLがとても購入できないような代物だよ。「ボーナスで買った」って言うには無理がありすぎるほどの高級品の数々や、やたらとスタイリッシュな電化製品や広い部屋などなど…。そんな生活してたら、自己破産寸前でしょ?
 そんなドラマが流行っていた時、僕もその多くを視聴していたが…、でも「さすがに、新製品買い過ぎじゃないの?」なんて思っていた。当時、多くの制作スタッフとかは、「ドラマは現実じゃないから、多少、夢のある世界に」なんて事を語っていた記憶が残っている。「ディズニーランドじゃないんだからさ」などと呟きそうだったけど、「スポンサーの商品の宣伝なんですよ。これ?いや、これは知り合いの会社に言われて置いてます。貰ったかって?聞かないでくださいよ〜」なんてやりとりを目にした時は、「うん。もう、見るのやめよう」って堅く誓ったものだった。
 ホントは、『ER』とかアメリカドラマって映画みたいに面白いところがある、とか書こうと思っていたけど、なんか日本のTVドラマの悪口になってしまったかな。ちなみに、映画シーンパクリ発言や台本・設定も適当だった話を繰り返す『踊る大捜査線』の監督やらディレクターは、心底ムカつきますぜ。何か流行ってるのも、シリーズ的に映画を作るのも、凄く嫌な感じです。