痛っ!だってさ

 ちくしょう、編集画面で閉じちまったよ!消えたよ!やる気なくすよ、おのれ〜!あー、めんどくせー。一気にテンション下がっちまったよ。編集ボタン押したら、クリップボードかなんかに、テキストデータ保持したりしてくれないのかな?もしくは、編集画面を閉じようとした場合だけ「保存されませんが閉じてもいいでしょうか? --- by はてなマン」とかダイアログを出してくれないのかな?これで、消えたの3回目だよ。長々書いてるから、ショックもデカイんだよ…。
 こんなショッキング状態で偽ニート状態の僕だけど、来年には仕事も終わって、「4月くらいまでフラフラしてやろう」なんて思ってるけど、朝11:30過ぎにやってたニュースでは、『NO More ニート・フリーター!』みたいな授業を中学生に教えて回る、男性講師の授業風景なんかが特集されていた。
 欧米でもニート問題は深刻で、早い段階でニート・フリーター対策に国が乗り出してはいるものの、この講師の授業は、ただのネガティブ・キャンペーンだった。それに乗っかるフジTV。うーん、お前らにネガティブ・キャンペーンだ!
 教室や制服なんかから判断して、この学校は私立ではないように見えたんだけど、講師は市の回しモノではない様子だった。黒板に映し出されるスライドショーの内容も、熱心に手作りした代物だったしね。まあ、この講師も、一応頑張ってるんでしょう、とフォローを入れておきます。
 でも、放送された授業内容は、ダメダメです。授業を見ていた中学教師が「金銭的な話だけじゃなくて、無気力になる事とか、いろいろ為になった」とか何とか興奮して言っていましたが、残念ながら金銭的な話以外、放送されていませんでしたよ。また、授業を受けた中学生が「ニートとかの事が良くわかった。あんなふうには、なりたくないと思った」みたいな発言をしていたのを見ると、金銭至上主義のお話をされたんだと思いましたよ。
 さて、放送された内容だけど、ひどくて映像まで頭の中から消えてくれない…。誰か、私の頭の中の消しゴム貸してくれたまえ。『韓流』とともに、消し去りたいからさ。じゃなくて、内容だけど「ニート・フリーターの生涯賃金だけど、どれくらい損をするでしょうか?答案に答えを書いてください。はいっ。そう。なんと、2億円です!!!」とか「そう、ボーナスが出ません。痛っ!(スライドショーの映像でも痛いって顔をした講師と、”イタっ”って文字が浮かび上がる」の金銭格差話に終始した。
 まあ、マジむかついたね。大卒の生涯賃金3億1000万とかの資料を使っての事だろうけど、1つの会社を38年勤務および退職金まで貰う、ってのが一般的な資料なのかよ?今は、高度成長期か?それに、5%ぐらいの大企業もしくは国家公務員じゃないのか、それを適合されるのはさ。中学生は信じるよ。専門家とか講師とかの言葉を、そのままね。
 あと、「ボーナスが出ません。痛っ!」ってなんだよ?今日、ニート・フリーターだけじゃなく、ボーナス出ない企業だって少なくないだろう。年間の業績が悪化すれば、大企業だってボーナス&昇給カットは有り得る。「あいつん家、イテーよ。ボーナス出なかったんだってさ」「まじでえ!?イタくねー?生涯賃金低くねー?」なんて口にする中学生を大量に輩出したいのだろうか?
 しかし、僕のようにフラフラしたいだけのニート希望人間は置いといて、税制・雇用形態的に企業有利の政治を行った結果、契約社員・フリーターを大量に生み出した政権与党の非難をせずに、フリーター差別を促進させる講義を学校主導で行うとはね。生き方の多様化なんてのは、豊かな生き方じゃないんですね。教育委員会的に言えばさ。そして、そんな「ニート・フリーター貧乏=ダメ」的な報道を当然のように行って、講師の今後の日程だけを紹介する局のやり方に感動しましたよ。フジTV様。でも、最もタイゾー様に理解ある報道をしてたのにね。忘れたのかな?彼は『ニートの星』なんだよ。あー、「痛っ!」って感じです。
 でも、今の中学生にニート・フリーター問題を教えるのって、予算の無駄だと思うのは僕だけなのかな?2007年問題が来ると、労働力不足になるんだよね?さらに下の世代だから、正社員の外国人労働者が結構いる時代にすらなっていて、フリーターの枠の方が少なかったりするんじゃないの?バブル期の高校生みたいにさ。