カルロス?マヌエル?

 めっきり寒くなって来やがりましたねえ。当然、暖房なんてのは、導入しないつもりだけど、危うくホットカーペットのスイッチを入れてしまうところだった。危ない危ない…。やっぱ寒い時期は、寒くなきゃね?ホットカーペットって、真夏とかにダニパンチやるためのモノだからね?ダニの活動が弱まる冬なんかにスイッチを入れるのは、とんだオチョッコイチョイのやることなのさ。それにしても、さみーぜ。
 さて、カルロスは、実はマヌエルで、悪魔が入ってきた事があるのは1回きりだったはずなのに、2・3回どころか、きっともっと悪魔に憑かれていたホセ・マヌエル・トレス・ヤギだか、ディアブロ・ヤケだかの事件に続いて、女児惨殺…。「登下校も子供が襲われる時代になってしまったってことですね」「まったくその通りです!」って夕方に、小宮悦子と隣に座っている白髪のオッサンが、興奮気味に警鐘を鳴らしていた。
 まあ、「何か起きてからでは遅いんです!」って、何か起きてから囃し立てる人達の意見ってのは、大抵の場合、具体性を欠いていて、発想が貧困というか、「行政が何とかすべき」という他人任せに終始するから、あんまり耳を傾ける価値はないよね?僕もその一人だけど…。とりあえず、「登下校まで子供を守ってあげる」っていうんなら、園児の如く送迎バスでも出してやるか、通学路一面に監視カメラを取り付けるぐらいしかないでしょうね。でも、子供を本気でさらおうと思ったら、別にねえ?大の大人が頭使えば、大抵の事はさ。努力した所で、偶発的な事件を防ぐ事ぐらいしか、できないだろうね。大人側の気休めにはなる、かな?
 ただ、自民党と医師会の癒着を公然化するかのように任命された、前法務大臣のどっかのオバサンなんかが中心(?)になって提唱されていた『メーガン法』みたいな法律の導入は、どうなったんだろうか?未成年者への性犯罪者の情報公開制度だが、先送りされっぱなしなのだろうか。それとも、消えた?
 「再犯率が他と比べて高い」だの「被害者に与える影響が他より大きい」だの、デタラメばかりのお話だから、白紙になったのだろうか?「なんと再犯率が40%も!!!」みたく騒いでいたけど、再犯者の中において、性犯罪をはたらいた事がある者の割合なんだよね。ちなみに、このインチキ臭い再犯率の計算だと、強盗や窃盗が50%以上になってたよ。逆に、低いんだよ…。嘘っぱちの再犯率算出だとさ。「被害者とその家族の事を考えると」ってのは大変良くわかるけど、強盗殺人にあった家族の生き残り < 強姦された少女の家庭、って量り方はできないよね?犯罪被害者の心情は、そんな簡単には測れませんって。
 もちろん、性犯罪への厳罰化はガツガツ進めていくべきだと思うけど、情報開示は差別を生む、というよりもむしろ、性犯罪者同士の強固なコミュニティーができてしまう可能性があるので反対です。差別され、特定地域に住み着いて迫害され続ける元犯罪者が、肩寄せ合って周到な計画を立て世の中への復讐を実行したら…、なんて想像するとゾッとします。
 「野放しにできない」っていうんなら、一生病院にブチ込むなり、ナチスを見習って全員去勢させちまう事を積極的に提唱すればいいんじゃないかと思う。僕は、1票入れますよ。「なにもそこまで…」なんて思ってるなら、狼が沢山ウロついてる中で、自分の子供を野放しにすればいいんじゃないですかね?交通事故に遭う確率に比べれば、遥かに低いですから。まず、「マヌエルみたいな人間の入国審査強化よりも、ガードレールの整備が先だ」とおっしゃるのならば、その通りだと思います。