そうそう構造設計改革

 もー、ダメだ…。真のニートへの道のりは、長く険しい。来年に持ち越しだな。これじゃあ…。ああ、あの頃に帰りたい。あの頃ってのが、具体的にどの頃なのかはわからないけど、帰りたい。そう、ジュラ紀とかに!
 さて、長く険しい道のりと言えば、タケベエこと竹部幹事長の総理への道だね。うん、生涯叶うまいて。いや、来世と言うか、魂が永遠だとしても無理だね。彼の才能のほとんどが、失言に注ぎ込まれているから。最近おとなしくて少々心配だったけど、ちょっと前の「マンション業界の悪者探しに終始すると、これ、マンション業界が潰れますよ」といった一連の失言発言で、すっかり安心しました。予想通り、翌日には、「悪者探しをしなければ、マンション業界がダメになるって言ったんです」みたいな、 VTRの巻き戻し機能を忘れたかの如き失言釈明をして、撤回できると踏んでいるご様子。素敵だ!
 僕個人としては、森首相時代にタケベエが幹事長じゃないのが、本当に残念でなりません。きっと森さんなら、「あ〜、私も悪者探しなんかしてたら、日本経済は破綻すると思うね〜。悪いのは、マスコミだよ」なんて援護してくれただろうに。そして、翌日の訂正に、「あ〜、私も悪者探しをしなければ、悪いのはマスコミだと思うね〜。もっと、報道管制しなきゃ」って助け舟を出してくれただろうにさ?お返しとしてイエスマンの方は、クリントン大統領に「Who are you?」とお得意の英語で切り出した森首相への批判に対して、「いやー、ホントのところ、ビル・クリントンなんて誰だかわからないでしょ?誰も知りませんよ、そんなの!」って擁護してくれだろうし、「I'm Hilary's husband 」っていう絶妙な切り返しに対して「Me too」と答えた偉大なる挑発にだって、「皆ヒラリーの旦那みたいなもんです。誰だって、抱いた事あるでしょ?あんなのダッチワイフみたいなもんですよ!」って助けてくれたに違いない。残念だなあ〜。
 しかし、マンション耐震強度偽造問題だけど、加熱ぎみの報道への燃料投下は、まだまだ終わりを見せないご様子。黒幕だとかいう、さらなる役者の登場で、各紙各局は大喜びだろうしね。ただ、最近テレビに出まくって、イメージアップ作戦を図ってる『イーホームズ』の藤川社長って、若いよね?ネットじゃ、経歴が探せなかったんだけど、何をやってた人間なんだろうか。まさか、『イーホームズ』の審査員と同様に、お役所の天下り系ってわけはないよね?
 建築審査の民営化で、構造設計をロクに見ない天下り審査員。審査員への負担が軽くなって、人員削減により仕事が膨大になった、と主張する自治体の役所。ゼネコンにはびこる国土交通省から天下って、談合やりまくりの元官僚。談合のみならず、発注者が困ったら、後輩にその擁護を頼む元官僚。そして、発注者・ゼネコン・審査機関に立ち入り検査を行う国土交通省。えーっと、コント???建築審査民営化は、構造設計審査改革の本丸?