気になる視聴率

 ここんとこ、ずっと頭が冴えない。やる気の神が降ってきてくれないか、なんて願ってばかりいるけど、光臨するのは悪夢の化身のみ…。斬殺する側に回った夢なんて見ちまったよ…。うーん、病んでるなあ。女児を殺害した大学停学中の塾講師やら、「教室の安全面に問題がなかったか?」なんて言う人たちほどは、病んでいないと思うけどね。ただのヤコブ病さ。アメリカンビーフを食っただけさ。っていうか、コンビーフの缶詰とかマックとかって安全なのかな?まあ、食欲ないけどさ。
 僕が病んでいるのは良いとして、個人的に注目している視聴率は、『トヨタカップジャパン2005』 なんだけど、予測するまでもなく低迷気味。前身の『トヨタカップ』でさえ、視聴率が15%を越えるなんて事は、そうそうないことだったしね。2002年にレアルが来た時は、関東で20%を超えたみたいだけど、関西などでは15%を下回った模様。昨年のFCポルトが来た時なんて、全国平均だと1ケタ台の視聴率だ…。
 だから、日テレとしても数字を稼ぐ為に、早い時期からの番宣&マスコットガールに上戸彩を起用している。以前は、さんまが欧州のチームだけを応援するという、趣味的解説が目立つ程度のモノだったような気がする。「どうせ決勝は、リヴァプールサンパウロに決まってる」っていうサッカーファンが大半だろうが、予選の段階から福澤アナ上戸彩コンビが、サッカーの面白さを伝えようとしているのかしてないのか良くわからない様子で画面を占拠している様子。もともと、サッカーが大好きだったらしい上戸彩さんは、なんとサンパウロファン。あの年齢で、サンパウロファンって…。よっぽどのブラジリアンマニアだろうか?きっと本名に、マニエルとかホセとか入ってるね。
 まあ、当然、サッカー好きだったなんて考えられないけどね…。「わたしは、点取ってる所が好きなんです!」なんて発言してけど、点取りゲームならバレーの方が絶対に点の入るスポーツだよ。グラチャンの応援やらしてもらえばよかったのに。ジャニーズでも数字伸びなかったらしいからね。
 しかし、場当たり的なファンを装ってまで、イメージキャラクターなどになるのは、逆にタレントのイメージを下げる事にはならないんだろうか?もちろん、バレーに関しては、騒いだモン勝ちの要素が強い。というか、それしかないだろう。フジでやられるレベルの低い大会の方が、数字が高いからね。強豪にあっさり負けるより、弱小チームと接戦で勝利する方が数字が伸びる。でも、サッカーは、相手が強豪でも、日本にとってネームバリューが低ければ、接戦でも数字が下がる。純粋にサッカー好きが見ている、とはとても言えないが、それなりに厳しい視聴者層がいる。なのに、ミーハーなタレントに、「すっごいですね〜。まさに、地球一のサッカー!」なんてセリフを言わせるとは…。なんか、生放送なのに、試合まで嘘臭く見えてしまいますよ。
 もちろん、テレ朝の角澤実況&香取慎吾応援団長よりは、よっぽどマシですけどね。脳内希望的観測実況が終焉を迎えると、「すごい!ヒデ最高です!もう、最高ですっ」なんていう無駄な感想を聞かされる。とても、30近い男性の発言とは思えませんよ。その点だと、「まだ若いし、可愛いいしね」って気持ちを持てるね。上戸彩には。視聴者も、男性の方が多いだろうし。
 でも、今大会ぶっちぎりの最弱候補として名高い『シドニーFC』の試合が14%で初戦より高かったって…。やっぱ、カズか…。上戸彩じゃなくて、三浦りさ子をイメージワイフとかにした方が数字取れたんじゃないのかな?もちろん、『トヨタカップジャパン2005』の放映権より、『証人喚問』の放映権取れた方が数字稼げるんだろうけどさ。フジやテレ朝なら、「証人喚問まで、あと13時間」とかいうテロップを、絶えず表示し続けるね。CMはもちろん「絶対に負けられない戦いが、そこにある!」。しかも、ゴールデンで放送だよ。こりゃ、見逃せないね!